マットレスと腰について

寝るときのマットレスって選ぶの困りませんか?
硬いマットレスが良かったり、柔らかいマットレスが良かったりといろいろ思う事はあると思います。

今回、それぞれのマットレスについてメリットとデメリット腰に対しての影響などをお話ししていきます。
最初に原因からお話ししていきます。
マットレスの硬さによって腰が痛くなる原因は、仙骨や骨盤の位置(傾き)と腰仙関節がうまく動かないことや硬くなることによって引き起こされる。
子供たちが硬いところで寝ても痛くないのは仙骨や骨盤の位置、腰仙関節の柔軟性がとても高いからです。

硬いマットレス

硬いマットレスで寝ている人もしくはこれから硬いマットレスを選ぼうと思っている人。
硬いマットレスは基本的によく仰向けで寝る人、若い人や体の関節柔軟性が高い人には合うかなと思います。

  • メリット
  • 硬いマットレスはマットレスの形が崩れにくいので、寝姿勢が崩れにくい。
    沈まないので比較的寝返りがしやすい。
    普段骨盤が開いて腰痛がある人や産後の腰痛がある(骨盤が開いている)人は比較的寝やすいかもしれません。(柔らかいマットレスだと腰が沈んでしまい、骨盤がより開いてしまう場合がある)

  • デメリット
  • 硬いマットレスは体を点で支えるため、痛みや疲れが出やすい。
    腰が浮いてしまうことがあるため、反り腰の人は腰痛が出やすい。

    →なので、背骨が硬くなってくる中高年の方(普段あまり運動していない方など)にはあまりお勧めできない。
    変な格好で寝てしまうと骨格が歪んだり寝違えたりする原因になる事がある。
    硬いマットレスは体が慣れるまで寝起きで痛いことが多い。(床で寝て体が痛いのと同じ)

    また、硬いマットレスで寝返りの回数を増やすには体を少し斜めにして(掛け布団などを体の下に少しだけ引く)寝ると比較的寝返りしやすくなります。

    柔らかいマットレス

    柔らかいマットレスは基本的に横向きで寝る方にオススメではあります。また年齢が上がってくると関節柔軟性が下がってくるので50代60代前後位で少し柔らかめのマットレスにしてもいいかもしれません。

  • メリット
  • 柔らかいマットレスは体圧分散ができるのでいろんな寝姿勢が出できます。
    腰が浮きにくいので反り腰の人には比較的楽に寝れるかもしれません。
    柔らかいマットレスは硬いマットレスと比べて最初の寝心地が良いと感じる方が多い。
    頻繁に寝返りする人は寝返りの回数が少なくなるので寝不足を防げる。
    冬場は保湿性が高いので底冷えしたりすることが少なくなる。

  • デメリット
  • 柔らかいマットレスは場合によっては腰が沈んでしまうことがあってより腰を痛めてしまう場合がある。(使い続けるとよりヘタってきて沈みこんでしまうことがある)
    寝返りの回数が減ってしまい腰や背中などを痛めてしまうことがある。
    夏場湿気がこもりやすいので少し暑く感じる。

    いかがでしたでしょうか?
    長期間使っているマットレスは硬くても柔らかくても変形したりヘタってしまうので長くても5年から10年の間では買い換えた方がいいかもしれません。
    寝起きで腰が痛いなどがある場合はLINEでもメールでもご相談も承っていますのでご連絡ください。