花粉症に悩まされている人は(私も含めて)時期になると、とてもツライです。

花粉症
今回はスギ花粉についての話をしていきます。その対策等についてです。

今回の記事は花粉症に対して有効な手段についてお話ししていきます。
なぜ「花粉症と腰痛」なのか、理由は簡単です。花粉症の時にくしゃみが出る方が多いと思います。くしゃみは腰に大きな負担をかけます。花粉症の時期にぎっくり腰になられた方ならわかると思いますが、くしゃみをすると第二、第三のぎっくり腰になりそうなくらい痛みが走りますよね。
なので、くしゃみがどれほど腰に負担がかかるか想像できると思います。
腰(椎間板)への負担は立っているのを「1」としたら、くしゃみはナント「約7〜8倍」ほど。その負担が腰にくしゃみの瞬間かかります。
「前かがみ」でさえ2.2〜2.5倍ほどです。それが7〜8倍…恐怖ですね。。。

くしゃみがキッカケで椎間板ヘルニアになる方もいます。椎間板ヘルニアがある人やもともと腰痛持ちの人はより酷くなったりもします。

なので、花粉症の際に出来るだけくしゃみをしなくて済むように花粉症対策のお話しと花粉症の改善についてお話しします。

①薬による対処療法

花粉症対策の方法としては先ずは薬によるもの。薬で症状を抑えるのも手だと思います。
今では花粉症の薬は薬局でも売っていますし、病院に行けば薬も貰えます。
因みに薬は症状が出る前から飲むと症状をかなり抑えられます。ただし、毎日飲まなければならないので少し手間でもあります。
また、副作用は眠くなったり、渇きを感じたりします。(ただ、最近の薬は進化していてだいぶ副作用が出ない薬が出てきています)

方法

薬を1日に1回若しくは複数回摂取する

メリット

  • 花粉症の時期だけ飲めば良い
  • 薬飲むだけで手間が少ない

デメリット

  • 副作用が出る事がある
  • 毎日飲まなければならない

 

②減感作療法

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、簡単に言うと長期的に花粉を身体に少量ずつ取り入れて花粉を慣らしていくといった感じです。
アナフィラキシーショックを防ぐために病院での指導が必要です。根本改善にもなるので花粉症を克服したいのであればおススメです。
ただ、7〜8割の人に効果があると言うので残りの2〜3割に入ってしまうととてもツライことになります。

方法

薬を数年に渡って飲み続ける

メリット

  • 花粉症の症状そのものが軽減又は消失する
  • 副作用が殆どない

デメリット

  • 長期的(数年〜)毎日飲まなければならない
  • 病院へ定期的(1ヶ月〜3ヶ月に1回)に行かなければならない(処方箋が必要なため)
  • 途中で辞めたり出来ない
  • 始める時期が限定的(花粉症の症状が出ているときは始められない)

 

③食事療法

食事制限

食事を制限することで花粉症の症状がかなり抑えられます。実際、私自身が身体で経験した事を踏まえてお話しします。
花粉症とは花粉をウィルスと間違えて免疫が攻撃する事で体内から排出するためくしゃみや鼻水などが出る症状です。
その免疫とはIgEと呼ばれる免疫です(正確に示すと説明が長くなるので端折ります)。IgEは主に動物性タンパク質を摂取した時に発生する免疫です。
逆を言えば動物性タンパク質を摂取しなければ花粉症の症状が出ません。実際2ヶ月ほど花粉症の期間に動物性タンパク質を食べずに試したところ、花粉症の症状が殆ど出ませんでした。出ても日に1、2回くしゃみする程度でした。

次の年に動物性タンパク質を摂取しながら花粉症の症状を抑える方法を考えたところ、消化酵素とワセリンに当たりました。
動物性タンパク質は消化酵素(パイナップルやキウイなど)で分解出来ることを知り、肉魚を食べた時に消化酵素を多く含んだ食品を食べました。
ワセリンは鼻に綿棒で塗り、花粉の侵入を減らしました。
結果、症状自体は少し出るものの「軽度の花粉症」と言うような感じでした。

さらに翌年、昨年のものに加えて今度は顔にかけるスプレー(花粉を弾くと言われているもの)と納豆、麹(消化酵素です)を試しました。そこに咀嚼(よく噛む)を加えて試しました。
結果、花粉症の症状はかなり軽くとても快適に過ごせるようになりました。

さらに翌年にチーズとヨーグルトを食べて見ましたがそれらの動物性タンパク質を摂取しても症状が出ることはなかったです。
因みに、お酒を飲むと身体の消化機能が落ちるのか翌日には症状が酷くなりました。

そしてプロテインやBCAAなどの摂取でも症状は出ました。大豆系のプロテインは出ませんでした。

方法

動物性タンパク質の制限と消化酵素の摂取

消化酵素は食事前と食事中にとるのが望ましい。よく噛んで食べる。
基本的な花粉予防策(マスクなど)しているとなお良い。

メリット

  • 薬を飲まなくても良い

デメリット

  • 食事制限が必要
  • 食事に消化酵素を取り入れなければならない

 

④レーザー手術による粘膜を焼く方法

最近はあまりやっている人が少なくなっているように思えます。
以前はよくやっている人がいました。正直私は粘膜を焼くのは反対です。それだったらまだ薬を飲んだ方が体に良いように思えます。
粘膜は体を守るためにあるのでそれをレーザーで除去してしまっては粘膜で体を防ぐことが出来なくなるからです。花粉以上に脅威なウィルスの侵入を容易く許してしまう気がしてなりません。

 

⑤ステロイド注射

あまりに症状が酷い人はやっていると言う話を聞きました。
1シーズンに1回程らしいですが、ステロイドは体に良くないのはご存知かと思います。
ステロイド注射を毎年やらないといけない程花粉症が酷い場合は減感作療法をオススメします。手間ではあると思いますが、将来的に身体のことを考えたら出来るだけステロイドは避けた方が良いと思います。
ステロイドはザックリ言うと元気な部分の組織の回復力低下と免疫力が落ちます。現在の研究で明らかになっています。

こうして花粉症対策の方法を並べて見ましたがどれもメリット、デメリットが存在しています。
私は薬を飲むのが嫌(強い薬でないと効かなかった)で食事制限を始めました。
薬を飲むことと食事制限を自分の中で天秤にかけたとき、「食事制限した方がマシだ!」と思ったから実践しました。
この天秤は人によって違います。食事制限が苦手な方は薬。若しくは根気よく減感作療法を行う方が良いと思います。
実際、来院された方に話して実践してもらった所、
「確かに食事によって花粉症の症状は出なくなったけど動物性タンパク質を制限するのは辛いから無理」
と言われました。 笑
人によって価値観は違うのでどこを妥協したら楽になるかを自分の中で考える必要があります。
勿論、ヨーグルトなどで腸内環境をよくする事で症状の緩和が見られるかもしれませんが、私1年以上続けましたが効果がなくて愕然としました 笑

価値観もそうですが、体に合う合わないもあるので花粉症対策を探して見てください。
そして効果があったもの、なかったものなどご連絡いただけると嬉しいです。

また、花粉症の時期は寒暖差が大きく体に痛みが出やすい時期です。もし、ぎっくり腰や腰痛、ヘルニアなどになってしまった時には早急にご連絡ください。

PS.動物性タンパク質を摂取してから約2、3時間後に症状が出ます。そして半日〜1日は続きます。