気になる「栄養素」の働き
人間のエネルギー源は糖質、脂質、たんぱく質です。
- 糖質は砂糖やお米、小麦粉などですね。
- 脂質は油。ごま油やナッツなどに含まれる油もコレです。
- たんぱく質はお肉や魚、大豆などです。英語では「protein」運動する人が飲むアレですね 笑
これら3つの働きを知っている人は少ないと思います。
なのでちょっとだけ詳しくお話していきますね!
小ネタに使ってください 笑
①糖質(炭水化物)の働き
糖分っていろんなモノから摂れますよね。
理由は、人にとって最も使いやすいエネルギーだからなんです。
体内で1gあたり4kcalとしてエネルギーになります。
はい、4kcalってどれくらいの運動か?
状況(体重や体格など)により左右はされますが電車やバスで2分立ってると4kcalの消費が出来ます。
電車30分立ち続けると約60kcal(味噌汁1杯分)ですね。ちなみにご飯1杯は約160kcalです。
食事から得られる糖質は成人で約300gと言われています。
300g × 4kcal = 1200kcal
ですね。
成人男性の1日の摂取カロリーが2000kcalですから約60%も糖分や炭水化物で占めるんです。
人生の中で一番食べるのは炭水化物なんですね(´・ω・`)
体に入ると、グリコーゲンとして肝臓と筋肉に貯蔵されます。
その貯蔵量は肝臓で約100g、筋肉で約250gと限界があります。
限界を超えた場合はどうなると思いますか??
恐ろしいことに、多く摂りすぎた糖質は中性脂肪として脂肪細胞に貯蔵されるんですね~・・・(´・ω・`)
脂肪細胞は俗に言う内臓脂肪や皮下脂肪、セルライトなどが脂肪細胞が集まった結果というわけですよ。
過剰摂取は禁物ですね!
②食物繊維の働き
便秘解消に効果的と知られる食物繊維。
「食物繊維」って知っているようでその実態を知らない人は多いと思います。
「繊維」だからごぼうとかセロリとか繊維質のものを想像している方が多いと思いますが、実は違います。
食物繊維は大きく分けると2種類あって、水に溶けるものと溶けないものがあるんです。
- 溶けないものは「繊維」らしい糸状のもの。
→胃や腸で水分吸って膨らむ「ふえ〇わかめ」のような感じ
- 溶けるのはネバネバする。
→里芋のネバネバやオクラのネバネバと思って下さい。
食物繊維はお腹をキレイにしたり、糖分の吸収を抑えたりしてくれる優れもの!
さらに満腹感も得られるのでダイエットにはもってこいですね!
更にさらに!食物繊維は体に吸収されないから出ていくだけ!
身体の掃除にも良いのでほどほどに摂ってあげるといいですよ♪
③脂質の働き
「脂質」と聞いて「うわぁ」と思う方もいるかと思います。
脂質は、現代的には「取らなくてもいい」みたいに考えてる方もいますが、体にとって大切な栄養素の一つです。
脂質は、体の動きを滑らかにしてくれます。
イメージは錆びた自転車のチェーンに必要な油、「クレ55〇」のような感じです。
身体を動かすときに筋肉同士の摩擦を減らす役割もしています。
身体の中にある「滑液包」と呼ばれるものの中にこの油は入っています。
この油が少なくなると、身体が動かしづらくなったり、身体の各所で炎症が起きやすくなったりします。急な痛みが出た時は、もしかしたら滑液包の油不足かも知れませんので必要分は摂った方が良いですよ♪
因みに脂肪は1gで9kcalあります。
唐揚げ棒を例に出すと1本で約13gの脂質。約120kcal(注:脂質だけです。全体だと200kcalあります)。
これ、40分歩いた時の消費カロリーです(;’∀’)
唐揚げ棒1本だと1時間20分歩かないと消費できません(悲)
④コレステロールの働き
「コレステロール」ってイメージ湧きますか?
「何かイイ奴(善玉)と悪い奴(悪玉)がいる」
「動脈硬化とかに関係しているらしい」などなどだと思います。
はい。
コレステロールは脂質の1種です。
ただ、脂質と言っても細胞の膜を作ったり、ホルモンバランス整えたりする優秀な一族です!
女性ホルモンが乱れがちといった場合には摂ると良いかもですね♪
この子たちは、
肝臓で生まれて血液とともに全身に「コレステロール」を運ぶ旅に出ます。
旅の途中で余ったコレステロールを持ち帰るのが善玉。
ポイ捨てされたものをそのままにして帰るのが悪玉。
ざっくり言うとこんな感じです。
因みに、食事からのコレステロールの摂取は1日200~400mgです。
それに対して体内での合成量は
(例) 体重50kg × (体重1kgあたり12~13mg)=600~650mg
のため体内での合成量のほうが多いんですね。
因みに善玉コレステロールは有酸素運動で増えますよ(^_-)-☆
⑤たんぱく質の働き
たんぱく質は、体内でエネルギーにすると、1gあたり4kcal(炭水化物と同じ)。
たんぱく質ってそのまま身体のエネルギーにすることが出来ないんです(´・ω・`)
だから肝臓に運ばれて「アミノ酸」に分解されてから全身に送るようになってるんですね~
ただ、世間的に「たんぱく質はいくら食べてもOK!」みたいな感じですけど、沢山摂りすぎて余った分は体に蓄えられちゃうから気を付けてね!
身体に必要なアミノ酸は約20種あるけど、身体の中で作ることが出来ない、もしくは作っても生産量が少ないものが8種類あるんです(;’∀’)
「必須アミノ酸」ってやつですね!
一般的に売られているアミノ酸は基本的にはこの必須アミノ酸が多く含まれているものになるんですね~
消化と内臓疲労
- 口から肛門までの消化について
消化管は長いトンネルのようなものです。
口の中に入る(唾液&噛む)
→「胃」は溶かす事が仕事。より吸収しやすいサイズにしたり殺菌したりしちゃいます。
→→「小腸」も消化液を使ったりにゅもにゅして更に消化しやすいように細かくします。んでついでに吸収もします。(ここでようやく体内に取り込まれる)
→→→大腸で残りを微生物(体内環境を保ってくれてる優秀な子)の餌(残飯のような感じで申し訳ないです(´・ω・`))として。さらに残りは便としてトイレから世界へ旅立ってくれます。
因みに大腸にいる微生物ですが、かなりいい子です。
その残ったエサをビタミンとして吸収させてくれるので
体内環境を良くすることは、やはり、大事ですね。
最後に、消化管がトンネルになっているのは、
ばい菌だらけの食べ物が直接体の中に入ってきたりすることを防ぐためなんです。
更にさらに、人間のエネルギー効率は結構良いです。
かなり高効率の火力発電所と同じくらいの割合(4~8割)で食べ物をエネルギーにしてくれます。
因みにうどんなど消化に良いものは8割近くエネルギーになってくれるみたいですよ(*´ω`)
- 食べ過ぎると胃もたれする
何を食べると胃もたれを感じやすいですか?
特に、焼き肉や油ものだと思います。
焼肉の場合、ついつい食べ過ぎちゃう傾向もあると思いますので
余計胃もたれしやすいですよね。
油は胃での停滞時間が長いのと、胃の活動を抑制する働きがあります。
メリットとしては腹持ちがいいことが言えます。
ただ、その次の消化、小腸にも影響が出てしまいます。
食べ過ぎた場合、胃が疲れてしまい、消化が上手く行われず、小腸に移動するため、移動時間が長くなってしまいます。
すると、なんかスッキリしない。という状態に陥ります。
しかも、それを受け取った小腸は、吸収できるまでに消化できないため、
吸収されずに排泄されるため、ちょっともったいないですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。