神奈川カイロプラクティック整体院では腰痛、ヘルニアを専門としています。
今回の記事は「専門」についてお話していこうと思います。
例え話から。「鰻(うなぎ)が食べたい」ときあなたはどうしますか?
近所のスーパーで買いますか?
国産ですか?輸入ですか?
天然ですか?畜養ですか?
それとも鰻専門店に行きますか?
チェーン店に行きますか?
お店に行ったとして、一番安い鰻を食べますか?高い鰻を食べますか?
色々選択肢がありますよね。そしてそれぞれお値段が違います。美味しさも違います。
どれが一番美味しいと思いますか?
何となくですが、「専門店で高いお値段のするものが美味しい」と思ってしまいますよね。
例外もありますが、その選択をして他の選択肢に比べてハズレを引くことは少なくなると思います。なぜだと思いますか?
専門だから?素材が高いから?焼き加減?秘伝のタレ?土地代?人件費?
答えは大まかに言うと数が少なく(希少価値)、専門性が高いためです。
鰻の専門店の数は「飲食店」の中でも数は少ないです。
ご近所を見回してみてください。鰻の専門店は少ないと思います。(もちろん地域差はありますが)
専門の価値
専門性が高くなれば一般的に価値が高くなっていきます。
少しここではお金の話をするので嫌な気持ちになる人もいらっしゃいます。
なので読み飛ばしていただいても良いです。
「専門の価値」と言われてもピンとこないと思います。
専門の価値とは時間とお金の話になってきます。
専門性を高めるためにはその分野について深く学ばなければなりません。
「学び」には色々方法があります。例えば家で勉強する、学校で専門の人から学ぶ、セミナーに参加する、本を読む、調べる、TVやCDなどを見たり聴いたりなどなど。
いずれにせよ時間もお金も掛かります。
しかも、医学でも何でも専門の研究者がいるにも関わらず、まだまだわからない事の方が多いように思います。
ここで例え話をいくつかお話しします。
30年
画家が描いた絵と何にも絵の練習もしていない人が描いた絵の価値が違うのは当然ですよね?
かの有名な画家パブロ・ピカソの話。
女性が街でピカソに会い「大ファンです!ここに絵を書いていただけますか?」と言って、ピカソは30秒ほどで美しい絵を書いたそうです。
そして一言。
ピカソ「その絵は100万ドルです」
女性は怒ります。「たった30秒ほどしか時間は掛かっていないのに横暴すぎる!」
ピカソは言いました。「えぇ。30年と30秒です」
女性は「今その場の30秒」しかみていません。しかし、ピカソがその何気なく書いた絵1枚を描けるまでに切磋琢磨した時間は実際は30年以上だと思います。
絵の功績は素晴らしいですが、女性遍歴は・・・調べてみると面白いと思います 笑
実際にあったお話
私も以前、腰痛持ちの知人(昔の友人)施術を終えたときに同じようなことを言われました。
「え?確かに痛みはもうなくなってるけど、これでお金とるの?」と。
私は今まで蓄えてきた知識、磨いてきた技術を彼に提供しました。
彼は日頃から悩んでいた腰の痛みから解放されました。約20分ほどの施術時間でした。手は抜いてません。
価値観は人それぞれで難しいものです。友人の「腰痛を改善する」「自身に投資する」という価値観が請求金額を超えるほどの感動がなかった場合、「これでお金とるの?」となります。
若しくは、価値観のズレの場合もあります。
友人は「時間=お金」という図式があったかも知れません。例えば「10分1000円」という謎の金額。クイックマッサージから端を発していますが世間には定着しているように思えます。
ここで一応お話しておきますがマッサージはリラクゼーションで「気持ちいい時間」を提供しています。神奈川カイロは「体に出来るだけ負担を掛けず改善する技術」を提供しています。時間を提供していないんです。時間を提供して欲しいと思う方には神奈川カイロは残念ながら価値観が合わないと思います。申し訳ありません。
あなたはデザイナー
あなたがデザイン系の専門学校を卒業してデザイナーの仕事をしていたとします。
友人Aさんから突然の連絡が着ました。
友人A「今度結婚することになったんだよ〜」
あなた「おめでとう!」
友人A「あなたには披露宴から来て欲しいんだ。良い?」
あなた「ありがとう!ぜひ行かせてもらうよ」
友人A「ありがとう。それで相談なんだけど、あなたデザイナーやってたよね?ウェルカムボード作って欲しいんだけど良い?」
あなた「いいよ」
デザイナーとして仕事をしているあなたが手がけた友人だけに贈るウェルカムボード。
あなたは果たしてどれくらいの時間を割き、いくらのお値段をつけますか?
一般的にはウェルカムボードを注文すると安いので1万。高いもので4〜5万といった所でしょうか?
価値観は人それぞれですのでここでは一考頂ければ嬉しいです。
専門は情熱の塊
「専門」はその分野にかけた「時間」と「お金」、「情熱などの気持ち」などが多分に含まれています。
大学教授でも専門分野がありますよね。
熱中するほどに時間を注ぎ、その分野に詳しくなっていきます。
スマホのゲームでもそうだと思います。最初は強くなくてもやっているうちにシステムを理解してきて段々とそのゲームに詳しくなっていきますよね。
好きな分野に時間やお金を注ぎ、切磋琢磨すればするほどその分野に詳しくなります。
そして好きだから情熱や時間を注げるとも言えます。
整体、カイロも同じです。神奈川カイロは腰痛、ヘルニア専門です。
ちょっと昔話に付き合ってください。
私は過去、慢性腰痛、ヘルニア、坐骨神経痛で悩まされた時期があります。
本当に辛かったです。
その時、この痛みをなくせる技術が欲しいと切望しました。
病院では牽引をして痛みが増したり、リハビリの無力感に絶望したり、マッサージに行って立てなくなったり、整体やカイロ、鍼灸へ行っても変化はなくとても悔しい思いをしました。
当時習っていた整体の学校でも無理でした。(名前は伏せておきます)
そして色々解剖学やセミナーに行って考え、自分の体で試行錯誤して本当に少しづつ、少しづつですが痛みが取れ、復帰するまで1年ほどかかりました。毎日2時間ほど、「どうにかならないものか」と自分の体と向き合っていました。
その経験が今、活きています。
改善してからも腰に対する情熱(興味?)は消えず、ヘルニアや慢性腰痛をどうやったら早く改善していくのか?を考えていました(今でも考えていますが)。
開業当初から私の施術を受けたことがある方は施術の仕方が変化していることに気づくと思います。
より効果が高く、負担が少なく、どれだけ早く体を楽にできるか?その問いに今でも悩んでいます。
人からは向上心や努力と言われたことがあります。が、私としては向上心ではなく「興味が尽きない」「情熱が尽きない」と言った方が近い気がします。
今でも幾度となく見た解剖学の本を開きますし、カイロの本も開きます。心理学の本も開きます。そんな事を繰り返していると新しく気づいたり、「コレいいんじゃない!」と思うことがあったりします。
勿論新しい知識も欲しいのでセミナーに行ったりもします。「知りたい欲求」ですね 笑
努力って好きなことを続けること
努力という言葉は恐ろしいです。「努力」って嫌いなことを続ける事だと思っていませんか?
自分は好きなことや興味があることを飽きずに続けることを努力と思っています。
嫌いなことを続けるのは苦痛です。メンタル弱いので自分は続けられません。
自分がやりたい事の中に「苦手な事」が含まれることは多々あります。でも、本当に「自分がやらないといけない事」なのかを考えてみてください。
「苦手な事」を自分以外の人が実は「好き」「得意」という人がいるかも知れません。自分でやらないといけない、身に付けなければならないものなら仕方ないですが、自分以外の人に頼んでもOKならお金を払ってでも頼んだ方が時間も苦しみもかからずに済みます。
若しくは身に付けなければならない場合でもそれに詳しい人に聞いたり教えて貰えるとより早く身に付けれると思います。(学校が良い例ですね)
腰痛って
腰と言っても筋肉や関節、筋膜や骨膜、骨、血液やリンパ液など様々なものが絡んできます。
医学的にも全てが解明されたわけではありません。
腰痛で病院行ってレントゲン撮った方なら経験ある方もいらっしゃると思いますが、
「炎症でしょう。湿布貼って安静に」
よく言われるフレーズです。若しくは、
「骨には異常ありませんね」
2大フレーズです。これらは明確な原因が不明の場合に使われます。
椎間板ヘルニアであっても明確には伝えない事が多いです。
「ヘルニアが原因だと思いますよ」
と言った感じです。この「だと思います」と言うのは痛みがヘルニアが原因ではない事も多々あるからです。
他の記事でも書いていますが、腰痛の方の約6割がヘルニアと言われています。ですが、ヘルニアを持っている方が全員ヘルニアで痛んでいるかと言えばそうではありません。
事実、骨盤や股関節の状態を改善する事で痛みが軽減することは多々あります。
病院で映像などから客観的にわかる事と整体やカイロ、鍼灸などで触診や反射テストなどからわかる事に違いがあります。腰痛専門と謳っていてもどちらが正しいと判断するのは難しい所です。
どちらにせよ一つ思うことは「諦めない」と言うこと。
気持ちで諦めてしまうと良い結果は生まれません。痛いときは絶望的な気持ちになりますが(事実、私もなりました)少しでも良くしようとする事は間違いではありません。
そして、腰で悩んでいるなら専門の所へ行く事をお勧めします。
「専門」の場所へ行く事で失敗を少しでも減らす事が出来ます。
この記事を読んだ方が一人でも多く良い結果が生まれてくれる事を願っています。
もし、遠くて来れないなどあったらメールなどでご相談ください。一人で悩むより専門に聞いた方が良い結果は生まれやすいです。
アドレスはlicht_meer1983@yahoo.co.jpです。