ぎっくり腰と椎間板ヘルニアの関係

ぎっくり腰と椎間板ヘルニアの関係

ぎっくり腰は一般に腰の捻挫と言われていますが、本当にそうだと思いますか?
実は…ぎっくり腰は「椎間板ヘルニアの卵」のようなものなんです。
順を追ってお話ししますね。

そもそもぎっくり腰とは?

「ぎっくり腰」とは言うもののその内容はどんなものかご存じない方が多いのが現状です。ぎっくり腰には種類があります。

  • ①仙腸関節が原因のぎっくり腰
  • ②筋肉の急な炎症によるぎっくり腰
  • ③椎間板ヘルニアによるぎっくり腰
  • ④圧迫骨折などによるぎっくり腰

ざっくりですがぎっくり腰の原因になるものはこんなにあります。
そして、放置すると危ないものもあるので注意が必要です。

1つ1つお話しします。

①仙腸関節が原因のぎっくり腰

仙腸関節とは 仙腸関節とは、骨盤の「仙骨」(骨盤の真ん中の骨)と「腸骨」(骨盤の左右にある骨)の間にある関節を言います。

仙腸関節が原因のぎっくり腰はこの関節が急にズレたり、骨盤が急な動きに対応出来ないくらい固まった状態だとなりやすいです。

骨盤周りが固まった状態とは例えば、数時間同じ姿勢でいた時や普段の運動量を超えて筋肉が疲労し過ぎている時に起こりやすくなります。

仙腸関節が急激にズレると骨盤全体が傾いたり、骨盤周りに力が入りにくくなりお尻周辺に強烈な痛みを伴います。
また、
「朝痛くなかったのに、じわじわ痛くなって立つのも辛くなった」
という方がいます。
「ぎっくり腰じゃないでしょ?」
と思うかも知れませんが、これも立派なぎっくり腰です。
そんな方の多くが「仙腸関節のズレによるぎっくり腰」という訳です。

この仙腸関節のぎっくり腰は基本的に骨盤をきっちり改善させないと再発しやすいです。

ヘルニアとどう関係するの?

この仙腸関節のぎっくり腰はスグに椎間板ヘルニアと結びつく訳ではありません。
しかし、この仙腸関節からのぎっくり腰は多くは本人の気づかない所でじわじわと進行していきます。

この仙腸関節のぎっくり腰は残念な事に大きく骨盤が傾いてしまいます。
骨盤は背骨の土台となっています。その土台が大きく傾くと背骨はどうなると思いますか?
はい。想像通り背骨は傾きます。ピサの斜塔のようになってしまうと大変です。

更に、傾いただけだと椎間板ヘルニアにはなりません。が、傾きっぱなしだと骨や筋肉など程よいバランスで支えていた衝撃や体重が椎間板にかかる事により髄核が飛び出しやすくなり、椎間板ヘルニアになりやすくなります。
運良く椎間板の負担ではなく、筋肉の負担が増えた場合も筋肉が疲労し過ぎてしまい、最終的には椎間板に負担がかかってきます。

対策

ぎっくり腰になっても2、3日で治ると慢心しないでください。
治っていないので。炎症が引いて「痛いと感じなくなった」だけです。
よく、「ぎっくり腰は癖になる」と言いますが、「癖になる」訳ではなくて、ぎっくり腰になりやすい骨格と状態、生活習慣をキープしているからです。

先ずは痛みを早急に引かせる事が重要です。
炎症と大きなズレによるものを改善して痛みを和らげます。
そして、痛みがそこそこ引いた状態で骨盤や背骨周りの矯正を行います。この矯正は痛みを抑える事を目的とした施術がメインになります。(勿論歪みは整えていくべきですが、痛みを抑える事を優先します)
痛いままだと生活そのものに支障が出てしまい、元も子もないですよね。

この痛みを抑える為の施術後、かなり動けるようになる方が多いです。しかし、油断しているとぶり返す恐れがあるため、あまり重たいものや身体に負担がかかるような事は避けた方が良いです。

ぎっくり腰のアイシングそして、ぎっくり腰による痛みが引いてきたら本格的に骨盤の矯正や背骨の立て直し、生活習慣の見直しに入ります。
ここをしっかりしないと、再び同じようなことが起こります。同じ痛みならまだマシですが、椎間板ヘルニアを伴うぎっくり腰になった時にはより継続的に長く痛みに悩まされる事になります。
本当に初期がとても大切です。

ご自宅でのケアは基本的には冷やしてください。
温めると炎症が強くなり、炎症が引きにくい又は炎症が酷くなる事があるので長湯などは避けてくださいね。

②筋肉の急な炎症によるぎっくり腰

腰周辺部の筋肉、主には大腰筋、脊柱起立筋などが重たいものやくしゃみなどをキッカケに急な炎症が起こるとこのぎっくり腰になります。このぎっくり腰は膝が上がらなくなる事が多々あります。なのでとても歩きにくいです。(どのぎっくり腰になっても歩くのはツライですが)
また、右側、左側など片方で痛む事も多いのが特徴です。
(絶対では無いのでご了承ください)

このぎっくり腰は派手な痛みは出ますが比較的引きが早いです。
炎症を起こしてもしっかり冷やしてあげると1〜2日で痛みが引く事もあります。
しかし、ここでも注意は必要で、ぶり返しも多いです。

炎症で熱がありますが、冷やしたりすると一時的に痛みが感じられない事があります。そこで痛みが引いたから治ったと勘違いして、仕事などしてしまうとぶり返してしまいます。
そして炎症が起こるという事はどこか背骨や骨盤が傾き、腰回りの筋肉を引っ張っている可能性が高いです。筋肉に適度な緩みが無く、引っ張りが強い状態は炎症が起こりやすく、また下手をしたら肉離れなどをしてしまう事もあります。

炎症が比較的強い筋肉のぎっくり腰ですが、炎症しているときは筋肉はほぼ筋肉の役目を果たしてくれません。
腰の筋肉が炎症して上半身も支えられないので骨や椎間板、関節などでバランスを取ろうとします。
すると、椎間板は筋肉がクッション材になっていた部分の衝撃を吸収していかないといけなくなり、かなりの負荷がかかってきます。結果的に椎間板症やヘルニアを誘発させる因子にはなるので早急に手は打つ方が良いと思います。

対策

このぎっくり腰は日々のメンテナンスが重要です(他のぎっくり腰でも重要ですが)。
先にもお話ししましたが、このぎっくり腰は背骨、骨盤が本人の自覚が無いうちにズレている可能性が高いのと、人によっては股関節がズレている場合もあるので注意が必要です。

もしなってしまったら早急に冷やしてください。
15分氷やアイスノンで冷やして10〜15分冷やすのを辞める。それを数回繰り返してください。
初期でどれくらい早く炎症を抑えられるかが早期回復の勝負所です。
その後の椎間板への負担が減るからです。早期回復させる為に&ぶり返さないように他の筋肉への負担の分散と休息が必要です。

そして少し動けるようになったら痛みが出ない範囲で少しずつ活動を開始してください。
急に活動するとぶり返すので注意してくださいね!

予後ですが、きっちり骨盤の歪みなどを改善しておくと良いと思います。
最初にメンテナンスが大切とお話ししましたが、メンテナンスをしていれば100%絶対にぎっくり腰にならないかというとそうではありません。しかし、かなり確率を減らす事は可能です。

実際、神奈川カイロプラクティック整体院に今1〜1.5ヶ月に1回メンテナンスに通われている女性のHさんという女性がいます。
Hさんは年3〜4回季節の変わり目にぎっくり腰をしていました。1回ぎっくり腰をすると2〜3日は痛みで仕事に行けないし、2週間前後は痛みがある状態で腰を庇いながら生活をしていたそうです。
そして気づいた頃には慢性腰痛も患っていました。
ぎっくり腰のなり始め、病院でレントゲンを撮り最初は「炎症」と言われて数年後にもう一度ぎっくり腰の時にレントゲンを撮ったらヘルニアと言われたそうです。

その何回目かのぎっくり腰になって「何とかしよう!このままではマズい!」と、たまたま神奈川カイロプラクティック整体院に来てぎっくり腰が改善されて…それからからHさんは今まで1回もぎっくり腰になった事はありません。初診は2011年なので、もうそれからずっとぎっくり腰にならずに済んでいます。
勿論Hさんは今はもう慢性腰痛もありません。

③椎間板ヘルニアによるぎっくり腰

このぎっくり腰は結構厄介です。

椎間板ヘルニアによるぎっくり腰はぎっくり腰になった時にヘルニアになる人と、元々潜在的に椎間板ヘルニアを患っていた人もなる場合があります。

椎間板ヘルニアによるぎっくり腰は腰椎が何かの拍子に急に動く事によってなる場合が多く、動いた時に大腰筋や広背筋や脊柱起立筋群などの炎症を伴います。
腰椎が動いた際にキレイに元の位置に戻れば良いですがズレっぱなしになると髄核という椎間板の中身が動き遂にはヘルニアとなる訳です。

坐骨神経痛による足のしびれこの時、場合によっては座骨神経痛といって(椎間板ヘルニアと併発する事が多い)お尻や太ももやスネの方にまで痛みや痺れが出る人もいます。

そうなると大変です。
先ず筋肉の炎症がなくなっても、神経を圧迫している痛みは消えません。
痛みや痺れが残る人もいます。つまりは椎間板ヘルニアだけ残ってしまうのです。

このぎっくり腰で椎間板ヘルニアになる原因ですが、不揃いな腰椎の場合が多く、特に腰椎の3〜5番、仙骨が傾いている事が多いです。
そうするとジェンガゲームの後半のようなバランンスの悪さになってきます。
腰の骨が崩れさる訳ではありませんが、グラグラ動きやすくこの状態の人は、

「立って静止してください」

と言ってもふらふら揺れます。重心が安定していないので揺れてしまいますし、背中の筋肉もうまく力が入らないので姿勢制御が出来なくなります。
そんな不安定な状態だとふっとした拍子にグキッとなりやすくなります。

可能ならそうなる前に処置した方が良いですが、このページをご覧になっている場合は既にぎっくり腰になっていると思います。

足にシビレや痛みなどが出ている場合は念のため整形外科でレントゲンを撮っても良いかも知れません。レントゲンの写真を見せて頂けると施術がより的確になり効果も期待しやすくなります。
(注意なんですが、病院に行ったからといって痛みが消える訳ではないです。薬やシップ、現状を把握する為です。)

そして、椎間板ヘルニアになってしまった場合、早めに処置をして改善させていく事をおススメします。
そのまま痛みを放置して痛みが引くのを待ち痛みが引いたから良いという訳ではなく放置すると同じ痛みがとても出やすい状況あります。
なので椎間板をもとの状態に改善していく必要があります。

対策

この椎間板ヘルニアを伴うぎっくり腰の場合、冷やすと痛みが増す場合があります。
なので、お風呂に入るなど少し温めてみてください。比較的楽になる事が多いです。
しかし、腰の筋肉に炎症があるのも事実なので長湯は厳禁です。

神奈川カイロプラクティック整体院ではこの状態の方は最初に炎症を改善してから椎間板ヘルニアの改善に入ります。
炎症による激しい痛みを伴っている状態では椎間板ヘルニアを改善させる処置をした所で同じ事を繰り返してしまう事が臨床上多いからです。

椎間板ヘルニアを改善させるにはヘルニアになっている部分の上下の腰椎を間隔を広げて骨や筋肉などの矯正が必要です。
上下の腰椎の間隔を広げる事で椎間板内部の圧力を減らし引っ込みやすくします。
そして他の部分を矯正して全体的なバランスをとっていきます。

座骨神経痛を伴う場合、状況にも依りますが骨盤と股関節周辺の矯正も行います。
座骨神経に触れている筋肉群を緩める必要と、ちゃんと足に力が入って立てる状況を作る為です。立つのがツライと日常生活もままならないので。

因に私も椎間板ヘルニアを患っていた一人です。
私の場合運良くぎっくり腰にはなりませんでしたが、かなり座骨神経と腰の痛みに悩まされました。
本当に辛かったです。勿論今では痛みも無く、筋トレなどをしています。
趣味の陸上で大会にも出たりしています。それくらいは回復出来るハズです。
何分私は子供の頃から身体が弱い方だったので。(月2〜3回風邪引いて学校休んでました)

④圧迫骨折によるぎっくり腰

この圧迫骨折によるぎっくり腰の場合は即病院です。
重たいものを持ち上げたり、上から強い圧力がかかったり、高い所から飛び降りたり、様々な状況でなる場合があります。
このぎっくり腰は女性で骨粗しょう症など比較的骨が脆くなっている場合、なってしまう確率が高いです。

この圧迫骨折の場合は痛みを伴う事もありますが、稀に骨折の痛みを伴わない事もあります。
「痛みを伴わない」場合はとても危険です。圧迫骨折の自覚が無い事が多く、処置が遅れてしまうからです。
神奈川カイロプラクティック整体院でも過去に数名いらっしゃいました。
すぐに病院へ行くよう指示し施術は行いませんでした。

特徴として腰が曲がってしまう事が多く、腰が曲がった状態で固定してしまうか、圧迫骨折した箇所によってはその部分が曲がらなくなってしまい、前屈出来ないなどの場合も出てきます。

整体やカイロプラクティックなどでどうこうなる問題ではないので病院で適切な処置を受ける事をおススメします。

対処法

圧迫骨折は先ず病院へ 圧迫骨折なので病院へお願いします。
変に「大丈夫です!」と安請け合いするような場所では処置が遅れる事があります。
本当に気をつけてください!先ずは病院です!

最後に

このページを読んで少しでも参考になれば良いなと思います。
そして一人ひとりの症状が一刻も早く治ればこれ以上嬉しい事はありません。
悩んでいたらご一報ください。
神奈川カイロプラクティック整体院は椎間板ヘルニア専門ですが、ぎっくり腰など腰の施術はお手の物です。
早期に改善したいという方はご連絡ください。全力で改善へ向けてサポート致します。

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